手掌多汗症と遺伝

遺伝との関連性について

「遺伝だから...仕方ない...」

 

肉体的なコンプレックスを抱えたり、また病気になったとき、原因は遺伝にあるとして、何かやるせない気分になったりもします。

 

局所性多汗症である手掌多汗症で悩まれている方のなかには、こういった気分のひともいるかもしれません。

 

日常生活で、他人にはうかがい知れない悩みをもっていらっしゃいます。
手を使用することは頻繁にあるわけですから、患者の方はその都度、不便な思いをされているわけです。

 

シャーペンを握る、人の手を握る、バットを握る。
それらすべて億劫にならば精神的なストレスを負担することにもなります。

 

では、原因は「遺伝」なのでしょうか。
いや、実際、親である立場の方であれば、子供に遺伝するのか?と不安になられているかもしれません。

 

結論から申し上げますと明確な答えがでているわけではありません
遺伝する可能性もある、という微妙な言い方がなされるわけです。

 

そもそも、手掌多汗症を先天性のものなか後天性のものなかということなのですが、はっきりといえないのです。
多汗症の原因を緊張や不安、またストレスによるものだとする意見もあります。
かつて主流だった意見ですね。
しかし、それら要因が発汗を一時的に促すことはあっても、恒常的にはたらきかけるものではないともいわれています。

 

発汗をコントロールする交感神経の障害が多汗症の原因だとする意見が現在では一般的です。
これら全て含め、遺伝といえるかはやはり明確になっていません。

 

「遺伝だから仕方ない」ではなく、遺伝であっても適切な治療で改善できるものだと前向きにとらえることが大切です。

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